ギター点検

 この前ナイロン弦のエレアコギターを買った島村楽器でギター点検会があり、店員が「実際にギターを作られている職人さんが来店します。腕は確かです。申し込まれた方は120%満足してます」との勧誘に負け3000円で予約しました。
 今日はギターフェアをやっていてエレキギターのデモ演奏で店の入り口は大にぎわいです。点検会では私の前の方はエレキギター調整で音量が上がったようで店員さんと3人で盛り上がっていました。最後のネジ回しが電気ドリルだったので、私は超〜不安になりました。私の大事な00-21(ダブルオーニジュウイチ)に電気ドリルは似合いません。電気ドリルを持ったらその瞬間にお断りしようと覚悟を決めました。
 ケースを開けたとたんに「ダブルオーですね〜1番マーチンらしい音がしますよねぇ〜」と言われちょっと安心しました。細かくいろいろチェックして「25年も使っている割りには、かなり良い状態です。ただ表板の状態が良くないので音の鳴りは昔に比べて悪いでしょう?」う〜ん図星です。そうなんです最近弾いていても気分が今ひとつなのです。以前は弾けば弾くほど楽器が鳴って成長するのがはっきりわかりましたが、最近5、6年は成長が止まったかのようです。このところ本番のステージで使わなくなっていました。「30分で、できるところまでやってみましょう」
c0022268_1956041.jpg

ちょっと待てや〜そっ、そこのナット部は、そのナットは象牙なんやで〜ギャ〜。棒ヤスリで直に削るなんて〜うぉ〜
これで終わりではなかった、このあと想像を絶する光景が目の前で繰り広げられたのだ。思い出しただけでも涙がこぼれそうです。
c0022268_2005583.jpg

弦をはずし、内視鏡でライト(懐中電灯)をあてながらボディ内部を点検し「いい状態ですね〜はがれや傷はありません」と言ったあと、小指のさきほどの西洋カンナ(写真)を取り出し、なんとサウンドホールから手をつっこみ表板下部の裏側を削り始めた。うぉ〜自分の内蔵に手を突っ込まれてえぐられてるようで、自分のおなかに痛みを感じた。私の顔がそうとうひきつっていたようで「お客さん、大丈夫です。わたしはどのくらい削ったら良いかよくわかっていますし、ヨーロッパでバイオリン作りもならっていますので、、安心して下さい。」と言われたが、私の顔はかなり苦痛でゆがんでいたと思う。体も硬直状態でした。
 終わったあと、ボディを叩き音の違いで納得させられた。またネックやヘッドにまで伝わる振動で音量が上がったのがわかる。「このあと1時間くらい弾いてれば、ギターが鳴ってくるのがわかります。それからは、また以前のようにこのギターは成長します。良いギターですから大切に使って上げて下さい」と言われました。
 とても心臓に悪い30分でした。直してくれているとは頭でわかっていても行きたくない、、「歯医者」みたいなもんですかね。いまでも思い出すと顔がひきつって歯を噛み締めてしまいます。
[PR]
by flymantacky5 | 2012-02-12 19:57 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://tacky5.exblog.jp/tb/17448747
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< お面(張り子バージョン) 誇り(ほこり) >>