アイリッシュフルート考察4:ボアオイル

木製フルートでは割れを防止するために定期的に管内部にオイルを塗ります。これをオイリングと言います。何を使ったらいいのか?迷ってる人はクラリネットとか売っている楽器屋さんに行って「クラリネット用ボアオイル下さい」と言って数百円払えば手に入ります。これで全て事足ります。木製楽器全般に使用できます。でも、レモンオイルはどうなの?リンシードオイルでもいいって聞いたけど、、まぁ疑問は尽きないでしょうね。かく言う私は使ってみたことあります。
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写真左から
1、床磨き用「レモンオイル」パラフィン添加
2、数十年前の木製楽器用「ヤマハボアオイル」350円
3、2012年の木製楽器用「ヤマハボアオイル」
4、油絵用「リンシードオイル」精製亜麻仁油
5、ギターの指板面保湿・艶出し用「ネックオイル」
5番以外は使いました。1はパラフィンが添加してありまずいのですがふたの部分など固着していないし皮膜も精製されない。触ってもサラサラしているので少々不安ながらも使っています。2は昔使っていました。まったく変質していませんがそろそろ廃棄予定。3は去年買いました。迷ったときも、そうでなくてもこれを使うのが一般的でしょう。吹奏楽をやっている人は何も考えずにこれを使っていると思います。ただーし、4のリンシードオイルを高精製しただけじゃないの?と感じています。におい同じだし、、4はどこぞの資料に「画材屋で油絵用に販売しているリンシードオイルでも大丈夫です。」とあり、手元に現物があったので何度も使いましたが最近疑問を感じ、使っていません。このオイルは乾燥すると固着します。皮膜ができます。数年経つと黄色く変色する事があります。油絵描くのに必ずこのオイルを使用している私が確信を持って断言します。作りが雑な楽器の隙間やピンホールにオイルが入り込み固着して表面が滑らかに成り音が良くなるという副作用があるかもしれませんが、、一流楽器には使用しない方が無難な気がします。管内部が平滑でない安い楽器にはいいかもしれません。5も使えそうな気がしますが石油系なので「マシンオイル(ミシン油など)や石油系はダメ」というのを読んだ事があるので使っていません。
*オリーブオイル、アーモンドオイル、ピーナッツオイルなども使われているようです。オリーブオイルはスーパーでも売っているので今度やってみようと思います。
*とあるフルートメーカーの説明書には「リンシードオイルはダメ、アーモンドオイルお勧め、、」と書いてありました。

実際のやり方:楽器用掃除棒で柔らかい布を使い、オイルをしみ込ませ管内部に塗ります。私は表面やホールにも塗ります。細かいところは綿棒で塗ります。もちろんキイやコルクに塗るのは厳禁です。必ず演奏後1日以上置いて乾燥した状態で行う事。濡れていてはオイルがしみ込みません。塗ったら3時間以上置いてから丁寧に拭き取ります。オイルを残してはいけません。そして半日以上してから演奏しましょう。つまり1日半以上その笛は吹けません。けっこうイライラします。気に入ってる笛ならなおさらです。見たら吹きたくなるからね
リコーダーメーカー「メック」のオイリング解説はこちら

オイリングの必要性については諸説あります。「高温多湿の日本では必要ない」と言う方もいます。また油分の多い材質や仕上げで油を浸潤してある物は私は必要性を感じません。また特殊な例としては私の持っているソプラノリコーダーはパラフィンが仕上げに塗ってありオイリングは不要と思われます。慣らしを終えた笛のオイリングの判断基準としては、管内部が乾燥してカサカサしていると感じたときやしばらくやってないなぁと思ったときくらいです。オイリングをしなかったから割れたという話を聞いた事はありません。

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by flymantacky5 | 2013-10-19 07:53 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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