アイリッシュフルート考察11:のどで音を切る

考察:10でいきなり「のどで音を切ります」なんて表現使って、何の事??と思われた方もいると思うので、ここで説明します。
 アイリッシュフルートで音を切る方法としては指で行うカット、タップの他に口やのどで行うタンギングとスローティングがあります。下図の上の歯と下の歯の間Aに舌の先端を当てて息の流れを止める一般的なタンギング。私はこれをトゥートゥータンギング(Tu-Tu-)と教わりました。リコーダーではもっと柔らかく音を切れるドゥードゥータンギング(du-du-)を使います。それは舌をBの部分にあてて息の流れを止めるのです。du de do を発音するような感覚です。またBの次に続けてCに舌をつけて2連続でタンギングを行うのをダブルタンギングと言います。du-ku du-ku と発音するような物です。吹奏楽(管楽器)をやった事のある人は知っていますね。この3種類のタンギングを使ってティンホイッスルを吹く事を私は勧めます。メロディや音に表情をつけやすいと思います。 ところがアイリッシュフルートでは一般的にタンギングは使いません。のどで音を切ります(スローティング) 
Dに舌の根元、奥の方をつけて息の流れを止めます。タンギングよりもさらに優しく音を切ることができます。「ん、ん、ん」と発音するときの要領です。
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小節の頭やジグの3連符の頭に使うとアクセントを強調できます。その上にカットを加えるとより強く表現できます。とあるフルート奏者は基本的に全ての音にスローティングを使っていたりします。
追記1:タンギングがダメと言っているわけではありません。民族音楽に「絶対」はありません。
2:クラリネットやサックスのタンギングはAなんですが、正確に言うとAにマウスピースを挟んでいて、音源であるリード(竹の振動板)に舌先が触れて振動を止めることによって音を切っています。イーリアンパイプなどはタンギングは不可能なのでカットやタップで音を切っています。フルートのカットやタップはパイプのテクニックを応用したものだと言われています。
3:管楽器においてクラシックやポップスでは原則として譜面にスラーがない場合、全ての音をタンギングで区切ります。これは意外と一般の人に知られていない盲点なのでは?と私は感じています。私だけかなぁ〜
4:ダブルタンギングはAとCで Tu-ku Tu-ku もある。3連符は Tu-ku-Tu もしくは du-ku-du

目次はこちら→アイリッシュフルート考察
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by flymantacky5 | 2014-12-29 12:24 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
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Commented by hnw at 2015-02-05 21:45 x
こんばんは。3.に関連してですが、タンギングすると息が止まってしまう人を時々見かけます。舌で止めている間も息は続く、というのもあまり意識されていないのでは、と思います。レガートが出来ないので、タンギングしないのかも、と思いました。今、私は、個人レッスン受けてホントのイチからやってま~す。そういう見直し時期かもしれません。
Commented by flymantacky5 at 2015-02-06 05:52
そうですね、なかなか文章だけですべてを伝えるのは難しいものです。本人が無意識でやってる行為もたくさんあります。


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